「3歳とボールで何をして遊べばいい?」
「投げたりキャッチしたりするのが、まだうまくできない」
「家の中でも安全にできるボール遊びを知りたい」
このように感じていませんか?
ボールは、転がす、持つ、運ぶ、投げる、捕る、蹴るなど、遊び方を変えられる道具です。
3歳では、上手に投げたり捕ったりすることよりも、本人が楽しめる方法から始めることが大切です。
この記事では、3歳におすすめのボール遊び12選を、室内と屋外に分けて紹介します。うまくできないときの工夫や、安全に遊ぶための注意点もまとめました。
3歳向けボール遊び12選の比較表
遊びの難しさは、ボールとの距離や必要な動きをもとにした目安です。子どもの経験や使用するボールによって変わります。
| ボール遊び | 場所 | 主な動き | 難しさの目安 |
|---|---|---|---|
| 座ってボール転がし | 室内 | 転がす・止める | やさしい |
| トンネル通し | 室内 | 狙って転がす | やさしい |
| ボール運び | 室内 | 持つ・歩く | やさしい |
| 箱へのボール入れ | 室内 | 落とす・投げる | やさしい |
| ペットボトルボウリング | 室内 | 狙って転がす | 普通 |
| 室内サッカー | 室内 | 蹴る・止める | 普通 |
| ボール追いかけ | 屋外 | 走る・止める | やさしい |
| 的当て | 屋外 | 狙って投げる | 普通 |
| 親子キャッチボール | 屋外 | 投げる・捕る | 普通 |
| ゴールキック | 屋外 | 狙って蹴る | 普通 |
| ボールお届けゲーム | 屋外 | 運ぶ・走る | やさしい |
| ボール宝探し | 屋外 | 探す・拾う | やさしい |
初めてなら、座って転がす遊びやボール運びから始めましょう。
室内では、スポンジボールや布製ボールなど、軽くてやわらかい物を使います。
室内でできる3歳のボール遊び6選
1.座ってボール転がし
親子で向かい合って座り、床の上でボールを転がします。
遊び方
- 親子で足を開いて座る
- 大人から子どもへボールを転がす
- 子どもが止めたら、大人へ転がして返す
最初は近い距離から始め、子どもが取りやすい速さで転がしましょう。
できないときの工夫
ボールが横へそれる場合は、親子の間に丸めたタオルを2本置き、ボールが通る道を作ります。
「こっちまで転がしてね」と、大人が両手を広げて目印になるのもおすすめです。
2.トンネル通し
イスや大人の足の間をトンネルに見立て、ボールを通します。
遊び方
- イスの下や大人の足の間に空間を作る
- トンネルの近くからボールを転がす
- 慣れたら少しずつ離れる
「トンネルを通れるかな?」
「次は赤い駅まで届けよう」
など、設定を加えても楽しめます。
注意点
イスは倒れにくい場所へ置き、大人が押さえます。キャスター付きのイスは使用しないでください。
3.ボール運び
ボールを箱から箱へ運ぶ遊びです。
用意する物
- やわらかいボール
- 箱やかごを2個
一方の箱へボールを入れ、もう一方の箱まで運びます。
最初は両手で持ち、慣れたら、
- おなかの前で持つ
- 頭の上で持つ
- タオルに乗せる
- 大人と一緒に運ぶ
など、持ち方を変えてみましょう。
速さを競う必要はありません。落としたら拾って続ければ大丈夫です。
4.箱へのボール入れ
箱や洗濯かごをゴールにして、ボールを入れます。
遊び方
- 子どもの近くに箱を置く
- 最初はボールを箱の中へ落とす
- 慣れたら下から軽く投げ入れる
- 少しずつ箱との距離を変える
いきなり遠くから投げさせず、「入った」と感じられる距離から始めましょう。
遊びを広げる声かけ
「赤いボールを入れてみよう」
「次は大きいボールにしよう」
「あと何個あるかな?」
5.ペットボトルボウリング
空のペットボトルを並べ、ボールを転がして倒します。
用意する物
- 空のペットボトル
- やわらかいボール
ペットボトルは少ない本数から始めます。
ボールを手で投げるのではなく、床の上を転がして倒しましょう。
「何本倒れたかな?」
「次はどこを狙う?」
と声をかけられます。
できないときの工夫
ペットボトルを近くに置き、間隔を狭くします。
倒れにくい場合は、ボールを少し大きな物に替えてみましょう。
ペットボトルのふたは外れないように締め、遊ぶ前にも確認してください。
6.やわらかボールの室内サッカー
軽くてやわらかいボールを床で蹴ります。
遊び方
- ボールを床に置く
- 大人が近くから軽く蹴って見せる
- 子どもがボールを蹴る
- 壁や箱をゴールにする
最初はボールを止めた状態で蹴ります。
動いているボールを無理に蹴らせる必要はありません。
注意点
室内では強く蹴らず、家具や割れ物を移動させてから遊びます。
集合住宅では、音や振動にも配慮しましょう。
公園でできる3歳のボール遊び6選
7.ボール追いかけ
大人が転がしたボールを子どもが追いかけます。
遊び方
- 子どもの前方へボールをゆっくり転がす
- 子どもが追いかける
- ボールを拾って大人へ届ける
最初は短い距離から始めましょう。
坂道ではボールが予想以上に速く転がるため、平らで周囲に人がいない場所を選びます。
8.的当て
段ボール箱などを的にして、ボールを当てます。
用意する物
- やわらかいボール
- 箱や大きな的
的は子どもの体より低い位置へ置きます。
最初は近くから下投げで狙いましょう。
「強く投げる」よりも、「あの箱へ届ける」という伝え方のほうが分かりやすい場合があります。
できないときの工夫
的を大きくする。
的との距離を近くする。
投げずに転がして当てる。
このように難しさを下げてみましょう。
9.親子キャッチボール
親子でボールを投げ合います。
ただし、3歳では空中のボールを捕るのが難しいこともあります。
簡単な始め方
- 最初は床の上で転がし合う
- 次に大人が子どもの胸元へ、下からやさしく投げる
- 子どもは両腕で抱えるように捕る
- 捕れなくても、そのまま続ける
小さく硬いボールよりも、大きめでやわらかいボールのほうが扱いやすくなります。
捕れなかったときは、
「惜しい」
「もう一回来るよ」
と次の挑戦につなげましょう。
10.ゴールキック
目印の間へボールを蹴る遊びです。
用意する物
- ボール
- ゴールにする目印2個
目印には、カラーコーン、バッグ、空のペットボトルなどを使えます。
最初はゴールを広くし、近い位置から蹴ります。
慣れてきたら、ボールを一度止めてから蹴る、大人から転がされたボールを止めるなど、遊び方を変えてみましょう。
注意点
公園の遊具、ベンチ、ほかの利用者に向かって蹴らないよう、遊ぶ方向を決めてください。
11.ボールお届けゲーム
ボールを指定した場所へ運びます。
遊び方
大人が、
「赤い箱まで届けてください」
「木の近くまでお願いします」
など、分かりやすい行き先を伝えます。
子どもはボールを持って移動し、指定された場所へ置きます。
投げることが苦手な子でも取り組みやすく、ボールを持つ、運ぶ、置く、走るという動きを組み合わせられます。
行き先は、保護者から見える安全な範囲に限定してください。
12.ボール宝探し
見つけやすい場所へボールを置き、子どもが探します。
遊び方
- 子どもに目を閉じてもらう
- 大人が安全な場所へボールを置く
- 子どもがボールを探す
- 見つけたら箱まで運ぶ
最初はボールの一部が見える場所へ置きます。
慣れたら、
「すべり台の近く」
「木より手前」
など、簡単なヒントを出してみましょう。
注意点
遊具の上、茂みの奥、道路の近くなど、危険な場所には隠さないでください。
3歳がボールを投げられないときの工夫
3歳では、投げ方に個人差があります。
遠くへ正確に投げられなくても、急いで練習させる必要はありません。
次の順番で遊ぶと、難しさを調整できます。
- ボールを持って箱へ入れる
- 床の上を転がす
- 近くの箱へ下から投げる
- 大きな的へ投げる
- 少しずつ距離を変える
投げ方を細かく直すより、大人が隣でゆっくり見本を見せてみましょう。
「もっと強く」と繰り返すのではなく、「あの箱まで届けてみよう」と目的を伝える方法もあります。
3歳がボールをキャッチできないときの工夫
空中を動くボールを捕るには、ボールを目で追いながら、手や体を動かす必要があります。
3歳でうまく捕れなくても珍しいことではありません。
最初は次のように簡単にします。
- 大きくてやわらかいボールを使う
- 近い距離から投げる
- 子どもの胸元へ下から投げる
- 両手ではなく、両腕で抱えるように捕る
- ワンバウンドさせず、ゆっくり投げる
- 難しければ転がす遊びへ戻る
何回できたかを数える必要はありません。
子どもが嫌がったら別の遊びに変え、ボールに触れること自体を楽しみましょう。
3歳のボールはどう選ぶ?
家庭で使うボールは、次の点を確認しましょう。
やわらかい物を選ぶ
室内では、スポンジ製や布製など、家具や人に当たっても衝撃が小さいボールが使いやすいでしょう。
小さすぎない物を選ぶ
口に入る大きさのボールは、誤飲や窒息の危険があります。
商品の対象年齢や注意事項を確認し、破損して小さな部品が出ていないかも点検してください。
子どもが両手で持てる物を選ぶ
初めてなら、子どもが両手で持ちやすく、抱えやすい大きさから始めます。
ただし、手の大きさや経験には個人差があるため、年齢だけで大きさを決める必要はありません。
実際に持ったときの扱いやすさも確認しましょう。
ボール遊びで気を付けたいこと
室内では投げる方向を決める
テレビ、窓、照明、食器など、壊れやすい物がある方向へ投げないようにします。
家具の角や滑りやすい床にも注意してください。
室内では、投げる遊びより、転がす・運ぶ・箱へ入れる遊びから始めると安全を確保しやすくなります。
道路や駐車場では遊ばない
交通量が少なく見える道路でも、車、自転車、バイクが通る可能性があります。
ボールを追いかけて子どもが道路へ飛び出すこともあるため、自宅前を含め、道路や駐車場では遊ばないでください。
公園でも、ボール遊びが認められている場所を選び、ほかの利用者との距離を確保しましょう。
大人が周囲を確認する
子どもはボールに集中すると、周囲の人や遊具に気づかないことがあります。
大人が道路、遊具、段差、ほかの利用者との距離を確認してください。
できるまで無理に繰り返さない
文部科学省の幼児期運動指針では、幼児期の運動について、早く結果を求めるのではなく、子どもの興味や意欲を大切にすることが示されています。
投げる、捕る、蹴ることがうまくできなくても、叱ったり、繰り返し練習させたりする必要はありません。
道路でのボール遊びについては、自治体からも事故や近隣トラブルにつながる危険性が注意喚起されています。
よくある質問
3歳のボール遊びは毎日したほうがよいですか?
ボール遊びだけを毎日行う必要はありません。
散歩、追いかけっこ、遊具遊び、お手伝いなども、体を動かす活動に含まれます。子どもが楽しめる遊びを組み合わせましょう。
室内でサッカーボールを使ってもよいですか?
一般的なサッカーボールは重さや硬さがあり、家具や人に当たる危険があります。
室内では、軽くてやわらかいボールを使い、蹴る強さや方向にも注意してください。
ボールを怖がるときはどうすればよいですか?
空中から飛んでくるボールが怖い場合は、投げる遊びをやめて、床の上で転がしましょう。
大人が子どもへ向かって転がすのではなく、横方向へ転がしたボールを一緒に追いかける方法もあります。
投げ方は右手と左手のどちらを教えればよいですか?
大人が最初から使用する手を決める必要はありません。
子どもが自然に使う手を見守り、左右どちらでも遊べる環境を作りましょう。
まとめ|3歳のボール遊びは転がすことから始めよう
今回紹介したボール遊びは、次の12種類です。
室内向け
- 座ってボール転がし
- トンネル通し
- ボール運び
- 箱へのボール入れ
- ペットボトルボウリング
- やわらかボールの室内サッカー
屋外向け
- ボール追いかけ
- 的当て
- 親子キャッチボール
- ゴールキック
- ボールお届けゲーム
- ボール宝探し
最初から投げる、捕る、蹴ることができなくても問題ありません。
まずは、持つ、運ぶ、置く、転がすなど、取り組みやすい動きから始めましょう。
できた回数や飛んだ距離よりも、
「ボールを追いかけられたね」
「箱まで運べたね」
「一緒に転がせたね」
と、その日に楽しめた動きを具体的に伝えてみてください。
家でできるほかの遊びは、3歳向け室内遊び15選で紹介しています。
公園での遊びを探す場合は、3歳の外遊び15選も参考にしてください。

