「雨の日に家でできる遊びを探している」
「いつものおもちゃに飽きてしまった」
「感触遊びをしてみたいけれど、準備や片付けが大変そう」
このように感じていませんか?
感触遊びとは、素材に触れながら、
- サラサラ
- ふわふわ
- ツルツル
- ぷるぷる
- 冷たい
- やわらかい
などの違いを楽しむ遊びです。
特別な教材を用意しなくても、新聞紙、スポンジ、布、氷など、家にある物から始められます。
この記事では、3歳の子どもが家で楽しみやすい感触遊び10選を紹介します。準備の負担や汚れやすさ、安全に遊ぶための注意点もまとめました。
3歳向け感触遊び10選の比較表
準備や片付けの負担は、必要な材料や水分の有無などから判断した目安です。実際の遊び方や家庭の環境によって変わります。
| 感触遊び | 楽しめる感触 | 準備 | 汚れやすさ |
|---|---|---|---|
| 小麦粉粘土 | やわらかい・もちもち | 普通 | 普通 |
| 片栗粉遊び | サラサラ・どろどろ | 普通 | 多い |
| 寒天遊び | ぷるぷる・ひんやり | 多い | 普通 |
| 氷遊び | 冷たい・ツルツル | 少ない | 普通 |
| 水移し | 冷たい・流れる | 少ない | 多い |
| スポンジ遊び | ふわふわ・水を含む | 少ない | 普通 |
| 新聞紙遊び | カサカサ・くしゃくしゃ | 少ない | 少ない |
| 気泡緩衝材遊び | でこぼこ・プチプチ | 少ない | 少ない |
| 布の感触比べ | ふわふわ・ツルツル | 少ない | 少ない |
| 袋の上から絵の具遊び | むにむに・なめらか | 普通 | 少ない |
準備や片付けの負担を抑えたい場合は、新聞紙、布、気泡緩衝材がおすすめです。
水や食材を使う遊びは感触の変化を楽しみやすい一方で、大人の準備と見守りが必要になります。
1.小麦粉粘土
小麦粉に水を加え、手でこねて遊びます。
用意する物
- 小麦粉
- 水
- ボウル
- レジャーシートや新聞紙
小麦粉に水を少しずつ加え、大人が扱いやすい硬さに調整します。
できた粘土は、握る、押す、伸ばす、丸めるなどして遊びましょう。
「やわらかいね」
「丸くなったね」
と、感じたことや形の変化を言葉にしてみてください。
注意点
小麦アレルギーがある場合や、アレルギーの有無が分からない場合は行わないでください。
また、小麦粉は生で食べることを前提とした食品ではありません。小麦粉粘土は食べ物ではないことを伝え、口に入れないよう大人がそばで見守りましょう。
遊んだあとは手や机をよく洗い、使用した小麦粉粘土は食べずに処分します。
2.片栗粉遊び
片栗粉は、水を加える前と加えたあとで感触が大きく変わります。
用意する物
- 片栗粉
- 水
- ボウルやトレー
- 汚れてもよいシート
最初は乾いた片栗粉を触り、サラサラした感触を確かめます。
そのあと、大人が水を少しずつ加えましょう。握ると固く感じるのに、手を開くと流れるような変化を楽しめます。
声かけの例
「握るとどうなるかな?」
「手を開いたら流れてきたね」
「水を加える前と何が違う?」
注意点
片栗粉も遊び用として用意し、口に入れないよう見守ります。
水を多く使うと床が滑りやすくなるため、テーブルの上や浴室など、片付けやすい場所で行いましょう。
3.寒天遊び
作って冷ました寒天を、手で崩したりつぶしたりして遊びます。
用意する物
- 寒天
- 水
- 鍋
- 容器
- トレー
寒天作りでは加熱が必要になるため、準備は必ず大人が行います。
十分に冷えて固まったことを確認してから、トレーに出しましょう。
指で押す。
手のひらでつぶす。
スプーンですくう。
容器へ移す。
といった遊び方ができます。
注意点
寒天を小さくちぎると、口に入れたくなることがあります。
遊び用の寒天は食べさせず、大人が手の届く位置から見守ってください。遊び終わった寒天は再び食用にせず、処分します。
4.氷遊び
氷の冷たさや、溶けて水に変わる様子を楽しむ遊びです。
用意する物
- 大きめの氷
- ボウル
- タオル
ボウルに氷を入れ、指で触ったり、容器の中で動かしたりします。
「最初は大きかったのに、小さくなってきたね」
「氷が水になったね」
と変化に注目してみましょう。
注意点
氷を口に入れると、窒息や口の中を傷つける原因になる可能性があります。口に入らない大きさの氷を使い、必ず大人が見守ってください。
長く握り続けず、子どもが冷たがったらすぐにやめましょう。
5.水移し遊び
容器から別の容器へ水を移す、シンプルな遊びです。
用意する物
- 水
- 大きさの違う容器
- おたまや大きめのスプーン
- タオル
大きな容器に少量の水を入れ、コップやおたまで別の容器へ移します。
「いっぱいになったね」
「こっちは少ないね」
と、水の量にも注目できます。
注意点
少量の水でも、大人はその場を離れないでください。
こども家庭庁は、乳幼児は浅い水でも溺れる可能性があるため、子どもが水に触れるときは、大人が目を離さず、手の届く範囲で見守るよう注意を呼びかけています。
床にこぼれた水は、滑る前に拭き取りましょう。
水を使った遊びをもっと探す場合は、3歳の水遊び12選も参考にしてください。
6.スポンジ遊び
スポンジは、乾いた状態と水を含んだ状態の違いを楽しめます。
用意する物
- 大きめのスポンジ
- 水を入れた容器
- 空の容器
- タオル
最初に乾いたスポンジを触ります。
次に水へ入れ、持ち上げたり、手で絞ったりしてみましょう。
スポンジに含ませた水を別の容器へ運ぶ遊びにもできます。
声かけの例
「水を吸ったら重くなったね」
「ぎゅっとしたら水が出たね」
「どうしたら全部絞れるかな?」
スポンジが破れて小さな欠片が出た場合は、誤飲を防ぐため使用を中止してください。
7.新聞紙遊び
新聞紙は、破る、丸める、広げることで感触や音が変わります。
用意する物
- 新聞紙や不要な紙
- 袋や箱
最初は新聞紙に触れ、両手でくしゃくしゃにします。
慣れたら大きく破り、最後に丸めてボールにしてみましょう。
破った新聞紙を箱に集めれば、片付けも遊びになります。
声かけの例
「くしゃくしゃ音がするね」
「細長く破れたね」
「大きなボールにしてみよう」
紙で手を切らないよう、端が鋭い厚紙や広告は避けます。小さくちぎった紙を口に入れないようにも注意してください。
8.気泡緩衝材のプチプチ遊び
包装に使われる気泡緩衝材を、指で押したり、手のひらで触ったりします。
用意する物
- 大きめの気泡緩衝材
- テープ
気泡緩衝材を机にテープで固定し、指で押します。
丸めずに広げた状態で使うと、扱いやすくなります。
「でこぼこしているね」
「指で押すと音がしたね」
と感触と音を楽しみましょう。
破れて小さなビニール片が出た場合は、すぐに片付けます。顔を覆ったり、首や体に巻いたりしないよう、大人が見守ってください。
9.布の感触比べ
身近にある布を並べ、触り心地の違いを比べます。
用意する物
- タオル
- ハンカチ
- フリース
- デニムなどの布
清潔で大きめの布を数種類用意します。
順番に触り、
「ふわふわ」
「ツルツル」
「かたい」
「やわらかい」
など、感じたことを話してみましょう。
同じ色でも感触が違う布を用意すると、見た目だけでは分からない違いにも気づきやすくなります。
ひも状の布や、ボタンなどの小さな部品が取れそうな衣類は避けてください。
10.袋の上から絵の具遊び
絵の具を袋へ入れ、袋の上から指で広げる遊びです。
絵の具に直接触れないため、手や机の汚れを抑えやすい方法です。
用意する物
- 厚手のチャック付き保存袋
- 水性絵の具
- テープ
- 白い紙
袋の中に少量の絵の具を入れ、空気を抜いてしっかり閉じます。
袋の口をテープで補強し、白い紙の上へ固定します。
袋の上から指で押したり、手のひらで広げたりしてみましょう。2色入れると、色が混ざる変化も楽しめます。
注意点
袋が破れていないか、遊ぶ前に確認します。
子どもが袋をかんだり、顔にかぶせたりしないよう、大人が近くで見守ってください。
感触遊びの汚れを減らす4つの準備
遊ぶ場所を先に決める
水や片栗粉を使う場合は、片付けやすい場所を選びます。
- 浴室
- 洗面所
- レジャーシートを敷いた床
- 拭き取りやすいテーブル
などが候補です。
材料は少量から始める
最初から大量に出す必要はありません。
子どもの様子を見ながら、必要な分だけ追加すると、こぼれたときの片付けを減らせます。
タオルとごみ袋を近くに置く
遊び始める前に、タオル、ティッシュ、ごみ袋を手の届く場所へ用意します。
手が汚れてから取りに行く必要がなくなり、大人が子どもから離れることも防げます。
終わり方を先に伝える
始める前に、
「終わったら、この箱に入れようね」
「最後に手を洗おうね」
と伝えておきましょう。
片付ける場所を一つに決めると、子どもも参加しやすくなります。
感触遊びを嫌がるときは無理をしない
ベタベタした物や冷たい物を嫌がる子もいます。
嫌がる場合は、無理に手を入れさせる必要はありません。
次のような方法を試してみましょう。
- 大人が先に触って見せる
- 指一本だけで触る
- スプーンやカップを使う
- 袋の上から触る
- 新聞紙や布など乾いた素材から始める
- 見ているだけでもよいことにする
一度嫌がった素材でも、別の日には興味を示すことがあります。反対に、何度勧めても嫌がる場合は、その素材を使わず、本人が楽しめる遊びを選びましょう。
感触遊びで注意したいこと
感触遊びでは、食材、水、小さくなりやすい素材を使うことがあります。
安全のため、次の点を確認してください。
- 材料を口や鼻、耳に入れない
- 食物アレルギーのある材料を使わない
- 小麦粉や片栗粉などの粉を吸い込まないようにする
- 水を使うときは大人が目を離さない
- 床がぬれたらすぐに拭く
- 壊れて小さくなった素材は片付ける
- 遊ぶ前後に手を洗う
- 遊びに使った食材は食べない
- 子どもだけで準備や片付けをさせない
特に小麦粉は、加熱せずに食べることを前提とした食品ではありません。小麦粉粘土を「食べても安全な粘土」として紹介するのは避けましょう。
水の安全については、こども家庭庁「水の危険は近くにあります、みんなで危険回避!」も参考にしてください。
よくある質問
感触遊びは毎日したほうがよいですか?
毎日行う必要はありません。
お絵描き、積み木、ごっこ遊び、外遊びなど、子どもが興味を持つ遊びを組み合わせましょう。
食材を使えば、口に入れても大丈夫ですか?
食材を使っていても、遊び用に用意した物は食べさせないでください。
未加熱の小麦粉、喉に詰まる可能性がある寒天や氷、床や手に触れた材料などには注意が必要です。
感触遊びを嫌がるのは問題ですか?
感触の好みには個人差があります。
特定の素材を嫌がるだけで、すぐに問題があるとは判断できません。無理に触らせず、布や新聞紙、袋の上から触る遊びなどから試してみましょう。
日常生活でもさまざまな感触を強く嫌がり、着替えや食事などで困っている場合は、自治体の子育て相談窓口や、かかりつけの医療機関などへ相談する方法があります。
片付けが簡単な感触遊びはありますか?
新聞紙、布、気泡緩衝材、袋の上から触る絵の具遊びは、比較的片付けやすい方法です。
最初は水や粉を使わない遊びから始めると、家庭で取り入れやすいでしょう。
まとめ|3歳の感触遊びは扱いやすい素材から始めよう
今回紹介した感触遊びは、次の10種類です。
- 小麦粉粘土
- 片栗粉遊び
- 寒天遊び
- 氷遊び
- 水移し
- スポンジ遊び
- 新聞紙遊び
- 気泡緩衝材遊び
- 布の感触比べ
- 袋の上から絵の具遊び
初めてなら、新聞紙、布、スポンジなど、準備や片付けの負担が少ない素材がおすすめです。
慣れてきたら、片栗粉、寒天、水など、感触が変化する素材も取り入れてみましょう。
ただし、きれいに完成させることや、すべての素材に触らせることが目的ではありません。
子どもが触ってみたいと思った素材を選び、
「冷たいね」
「やわらかいね」
「さっきと変わったね」
と、感じたことを一緒に言葉にしてみてください。
ほかの家遊びを探す場合は、3歳向け室内遊び15選も参考にしてください。
身近な材料を使った制作遊びは、3歳の簡単工作12選で紹介しています。

