「もう寝る時間なのに全然寝てくれない」
「布団に入ってから1時間以上たっている……」
「寝室に行っても遊び始めてしまう」
3歳ごろの子どもの寝かしつけで、こんな悩みはありませんか?
やっと家事が終わって、
「子どもが寝たら少し休もう」
と思っていたのに、なかなか寝てくれない。
毎日1時間以上寝かしつけにかかると、大人も疲れてしまいますよね。
「早く寝て!」
と何度も言っているうちに、イライラしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、3歳の子どもが夜なかなか寝ない理由は一つとは限りません。
この記事では、3歳ごろの子どもが夜寝ないときに考えたい原因と、家庭で試しやすい7つの工夫を紹介します。
本記事は、3歳ごろの睡眠に関する一般的な情報をまとめたものです。寝つきや必要な睡眠時間には個人差があります。大きないびき、睡眠中の呼吸の異常、日中の強い眠気などがある場合は、家庭での工夫だけで判断せず、小児科などへ相談してください。
- 3歳が夜なかなか寝ないのはなぜ?
- ① まずは朝起きる時間を確認する
- ② 昼寝の時間を確認する
- ③ 寝る直前まで動画やテレビを見ない
- ④ 毎日同じ「寝る前の流れ」を作る
- ⑤ 寝室を「遊ぶ場所」にしすぎない
- ⑥ 布団に入る時間が早すぎないか確認する
- ⑦ 寝かしつけで頑張りすぎない
- 3歳の寝かしつけに1時間以上かかる場合は?
- 保育園で昼寝すると夜寝ない場合は?
- 休日だけ寝る時間が遅くなる場合は?
- 「まだ遊びたい!」と言って寝室へ行かない場合は?
- 寝室へ行ってから遊び始める場合は?
- 寝る前の絵本は何冊くらい?
- 寝ない子どもにイライラしてしまうときは?
- 「寝ないなら放っておく」は大丈夫?
- こんな場合は専門家へ相談を
- こんな場合は小児科などへ相談を
- 今日から試すならこの3つ
- まとめ|3歳が寝ないときは夜だけでなく一日の生活を見てみよう
- 参考資料
3歳が夜なかなか寝ないのはなぜ?
3歳ごろになると体力もついてきます。
その一方で、昼寝をする子もいれば、しない子もいます。
夜寝ない場合は、
・昼寝を長くしている
・昼寝の時間が遅い
・朝起きる時間が遅い
・寝る直前まで遊んでいる
・寝る前にテレビや動画を見ている
・まだ遊びたい
・寝室に行く時間が日によって大きく違う
・寝る前に興奮している
など、さまざまな理由が考えられます。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、3〜5歳児の睡眠時間の目安として、昼寝を含む1日合計10〜13時間が紹介されています。
ただし、この時間は全員に当てはまる絶対的な基準ではありません。就寝時刻だけを見るのではなく、起床時刻、昼寝を含めた睡眠時間、朝の目覚め、日中の様子をまとめて確認することが大切です。
まずは、
「どうしたら早く寝かせられる?」
だけを考えるのではなく、
「一日のどこを変えたら寝やすくなるかな?」
と生活全体を確認してみましょう。
① まずは朝起きる時間を確認する
夜寝る時間ばかり気になって、
「今日は絶対21時に寝かせよう!」
と考えてしまうことがあります。
しかし、夜だけを急に早くするのが難しい場合もあります。
そこで確認したいのが、朝起きる時間です。
平日は早く起きるけれど、休日はかなり遅くまで寝ている。
夜遅く寝たから、翌朝も遅くまで寝かせている。
という状態が続いている場合は、一日の生活リズムが後ろへずれている可能性があります。
毎日まったく同じ時間にする必要はありませんが、
「朝はだいたいこの時間に起きる」
というリズムを作ってみましょう。
② 昼寝の時間を確認する
3歳ごろは、昼寝をする子もしない子もいます。
特に保育園に通っている場合は、
「休日は昼寝なしですぐ寝るのに、保育園で昼寝した日は夜なかなか寝ない」
ということもあります。
夜の寝つきが悪い場合は、
・昼寝をしているか
・何時から昼寝をしているか
・どのくらい寝ているか
を確認してみましょう。
ただし、
「夜寝ないから今日から昼寝は絶対なし!」
と急に変える必要はありません。
必要な睡眠には個人差があります。
保育園で昼寝をしていて夜の睡眠について困っている場合は、家庭での就寝状況を園に伝えて相談してみる方法もあります。
③ 寝る直前まで動画やテレビを見ない
寝る直前まで、
テレビ。
YouTube。
タブレット。
スマートフォン。
などを見ている場合は、寝る前の過ごし方を変えてみましょう。
例えば、
寝る30分〜1時間ほど前から、
・絵本を読む
・静かにお話しする
・明日の準備をする
など、刺激の少ない活動に切り替えていきます。
「動画を消したらすぐ寝室!」
ではなく、
動画
↓
歯磨き
↓
絵本
↓
寝室
のように、少しずつ寝る準備へ移っていく方法もあります。
④ 毎日同じ「寝る前の流れ」を作る
3歳の寝かしつけで試しやすいのが、寝る前の行動をある程度決めることです。
例えば、
お風呂
↓
パジャマに着替える
↓
歯磨き
↓
トイレ
↓
絵本を1冊読む
↓
電気を消す
↓
寝る
という流れです。
毎日まったく同じ時間でなくても構いません。
大切なのは、
「これをしたら次は寝る」
と分かりやすくすることです。
例えば、
「絵本を1冊読んだら電気を消す」
というルールを決めておきます。
子どもから、
「もう1冊!」
と言われても、
「今日はこれでおしまい。また明日読もうね」
と毎日同じ流れにしていきます。
⑤ 寝室を「遊ぶ場所」にしすぎない
寝室へ行った途端、
走り回る。
ぬいぐるみで遊ぶ。
おもちゃを持ってくる。
ベッドでジャンプする。
ということもあります。
寝室にたくさんのおもちゃがある場合は、子どもにとって、
「寝る場所」
ではなく、
「もう一つの遊び場」
になっている可能性があります。
寝るときに使わないおもちゃは、できる範囲で寝室から減らしてみましょう。
また、部屋の明るさなども確認します。
寝る前は、
「これから遊ぶ時間」
ではなく、
「これから休む時間」
と分かりやすい環境を作ってみましょう。
⑥ 布団に入る時間が早すぎないか確認する
「3歳だから21時までに絶対寝かせないと」
と思って、まだ眠くなさそうなのに早い時間から布団へ連れていくこともあるかもしれません。
しかし、
20時に布団へ入る
↓
全然眠くない
↓
布団で遊ぶ
↓
21時30分になってやっと寝る
という状態なら、寝かしつけが長時間になってしまいます。
そんなときは、一日の睡眠時間や昼寝、朝起きる時間などを確認してみましょう。
「何時に布団へ入れたか」だけでなく、
「何時ごろ実際に眠くなっているのか」
を見ることも大切です。
ただし、寝る時間をどんどん遅くすればよいという意味ではありません。
生活全体を見ながら、無理のない就寝リズムを考えてみましょう。
⑦ 寝かしつけで頑張りすぎない
布団に入ってから、
「目を閉じて!」
「動かないで!」
「早く寝て!」
と何度も声をかけていると、大人も疲れてしまいます。
そして子どもも、
「寝る時間=怒られる時間」
になってしまう可能性があります。
眠ることそのものを強制するのは難しいものです。
そのため、
「絶対に今すぐ寝かせる」
よりも、
「静かに休む時間にする」
と考えてみましょう。
部屋を暗くして、大人も静かに過ごします。
毎日同じ方法で、
「電気を消したら静かにする」
という流れを作っていきます。
3歳の寝かしつけに1時間以上かかる場合は?
毎日寝かしつけに1時間以上かかる場合は、
「寝かしつけ方」
だけでなく、一日の生活を確認してみましょう。
例えば、
朝は何時に起きた?
昼寝は何時から何時まで?
夕食は何時?
お風呂は何時?
寝室へ行ったのは何時?
実際に寝たのは何時?
というように、数日間メモしてみます。
例えば、
毎日20時30分に寝室へ行く
↓
実際に寝るのは22時
という状態が続いているなら、昼寝や一日のリズムなどを確認する材料になります。
感覚だけではなく、実際の時間を書いてみるとパターンが見つかることがあります。
保育園で昼寝すると夜寝ない場合は?
検索でも多く見られるのが、
「保育園で昼寝をすると夜寝ない」
という悩みです。
3歳ごろになると体力がつき、昼寝をすると夜になかなか眠くならない子もいます。
一方で、まだ昼寝が必要な子もいます。
そのため、
「3歳だから昼寝はいらない」
と一律に考えるのではなく、子どもの様子を見て判断することが大切です。
保育園の日だけ極端に就寝が遅くなる場合は、
「最近、夜の寝つきにかなり時間がかかっています」
と園に相談してみましょう。
園でどのくらい昼寝をしているのかを確認するだけでも、一日の睡眠を把握しやすくなります。
休日だけ寝る時間が遅くなる場合は?
金曜日や土曜日になると、
「明日は休みだから少しくらい遅くてもいいか」
となることもあります。
大人にとっては30分〜1時間程度の違いでも、生活リズムが変わるきっかけになる場合があります。
また休日は、
朝起きる時間が遅い
↓
昼寝も遅くなる
↓
夜も寝ない
という流れになることがあります。
平日と休日を完全に同じにする必要はありませんが、大きくずれすぎないように意識してみましょう。
「まだ遊びたい!」と言って寝室へ行かない場合は?
遊びに夢中になっているときに突然、
「もう寝るよ!」
と言われても、すぐに切り替えられないことがあります。
そこで、
「この遊びが終わったら寝る準備をしよう」
「あと1回やったらおしまい」
など、終わりを事前に伝えてみましょう。
例えば、
「この絵本を読んだら歯磨き」
↓
「歯磨きが終わったらトイレ」
↓
「トイレが終わったら寝室」
というように、次にすることを一つずつ伝えます。
寝室へ行ってから遊び始める場合は?
寝室へ行ったあとに、
「まだ寝ない!」
と言って遊び始める場合は、寝室にあるものを確認してみましょう。
おもちゃがたくさん置いてある。
ぬいぐるみが大量にある。
明るい照明がついている。
などの場合は、遊びたくなることがあります。
寝るときに必要なものだけ残して、刺激を少なくする方法があります。
お気に入りのぬいぐるみを1つだけ一緒に寝かせるなど、家庭に合ったルールを作ってみましょう。
寝る前の絵本は何冊くらい?
絵本を読むことを寝る前の習慣にしている家庭もあります。
ただ、
「もう1冊!」
「次も!」
と続いて、逆に寝る時間が遅くなることもあります。
そんなときは、
「寝る前は2冊」
など、最初に決めておく方法があります。
子どもに、
「今日はこの2冊から選んでね」
と選んでもらうのもおすすめです。
自分で選べる部分を作りながら、終わりも分かりやすくします。
寝ない子どもにイライラしてしまうときは?
寝かしつけに1時間。
2時間。
毎日続けば、大人がイライラすることもあります。
「早く寝て!」
と強く言ってしまい、そのあとで、
「また怒ってしまった……」
と思うこともあるかもしれません。
そんなときは、
「子どもを今すぐ眠らせる」
ことだけを目標にしないようにしてみましょう。
眠ること自体を完全にコントロールするのは難しいからです。
まずは、
「決まった時間になったら寝る準備をする」
「電気を消したら静かに過ごす」
など、大人と子どもが実行できる行動を決めてみます。
また、毎日寝かしつけに長時間かかるなら、大人だけが我慢するのではなく、昼寝や生活リズムなど原因になりそうな部分を見直してみましょう。
「寝ないなら放っておく」は大丈夫?
「何をしても寝ないから、もう寝かしつけをやめたい」
と思うこともあるかもしれません。
ただし、3歳の子どもを危険のある場所で一人にしておくことは避ける必要があります。
寝室で静かに過ごしてもらう場合も、
・転落する場所がないか
・誤飲するものがないか
・コードなど危険なものがないか
・一人で部屋から出て危険な場所へ行かないか
など、安全面を確認しておきましょう。
「寝かしつけを頑張り続けないこと」と「子どもを安全確認なしで放置すること」は別に考える必要があります。
こんな場合は専門家へ相談を
こんな場合は小児科などへ相談を
寝つきや夜中に目を覚ます回数には個人差があります。ただし、次のような様子がある場合は、小児科などへの相談を検討してください。
・大きないびきが続いている
・睡眠中に呼吸が止まる、苦しそうに呼吸する
・夜中に何度も目を覚ます状態が続いている
・十分寝ているように見えても、日中の眠気が強い
・眠気や機嫌の悪さによって日中の生活に支障が出ている
・生活リズムを見直しても、寝つきの問題が改善しない
・寝かしつけによる家族の負担が大きくなっている
特に、睡眠中に呼吸が止まるように見える場合や、顔色・呼吸の様子に異常がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
受診する際は、起床時刻、昼寝、就寝時刻、実際に眠った時刻、夜中に起きた回数などを記録しておくと、状況を説明しやすくなります。
今日から試すならこの3つ
全部を一度に変える必要はありません。
まずは次の3つを試してみましょう。
1.朝起きる時間を確認する
夜だけでなく、一日のスタートから確認します。
2.寝る前の流れを固定する
例えば、
「お風呂→歯磨き→絵本→消灯」
という流れを毎日繰り返します。
3.昼寝を記録する
昼寝した時間と、実際に夜寝た時間を数日記録してみます。
まずは1週間程度、
「起きた時間」
「昼寝」
「寝室へ行った時間」
「実際に寝た時間」
を記録してみると、家庭ごとのパターンを見つけやすくなります。
まとめ|3歳が寝ないときは夜だけでなく一日の生活を見てみよう
3歳の子どもが夜なかなか寝ない場合は、
・朝起きる時間を確認する
・昼寝の時間を確認する
・寝る前のテレビや動画を控える
・寝る前の流れを決める
・寝室の刺激を減らす
・布団に入る時間を確認する
・寝かしつけを頑張りすぎない
といった方法を試してみましょう。
特に、
「早く寝かせなきゃ!」
と夜だけを変えようとするのではなく、
朝起きる
↓
日中に活動する
↓
必要に応じて昼寝する
↓
夕食
↓
お風呂
↓
歯磨き
↓
絵本
↓
寝る
という一日の流れで考えることがポイントです。
子どもの睡眠には個人差があります。
毎日完璧に同じ時間に寝ることだけを目標にする必要はありません。
まずは数日間、
「何時に起きて、何時に昼寝して、何時に寝たか」
を記録してみましょう。
そこから、
「昼寝した日は寝るのが遅い」
「休日に朝寝坊すると夜も遅い」
など、その子のパターンが見えてくるかもしれません。
そして、いびきや呼吸、夜中に何度も起きる、日中の生活への大きな影響など気になることがある場合は、小児科などに相談してください。
参考資料
・厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
・厚生労働省 e-ヘルスネット「こどもの睡眠」
※本記事は公的資料を参考に、家庭で取り入れやすい一般的な工夫としてまとめています。
下記記事も参考にしてください。
【【3歳】歯磨きを嫌がる・逃げる!毎日の歯磨きをラクにする7つの工夫】
朝の支度が遅い時は下記記事を参考にしてください。
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