【3歳】保育園に行きたくないと泣く!突然の登園しぶりで試したい7つの対応

子育ての知恵

「保育園に行きたくない!」

「ママと一緒にいたい!」

朝になると泣いて、なかなか家を出てくれない。

今まで普通に通っていたのに、3歳になって突然「行きたくない」と言うようになった。

こんな登園しぶりに悩んでいませんか?

仕事へ行く時間は迫っているのに、

着替えない。

玄関へ行かない。

泣いて抱っこから離れない。

毎朝これが続くと、大人も疲れてしまいますよね。

さらに、

「本当に嫌なことがあるのかな?」

「無理やり連れて行って大丈夫?」

「一日くらい休ませたほうがいい?」

と心配になることもあるでしょう。

3歳の子どもが保育園へ行きたくないと言う理由は、一つとは限りません。

この記事では、

・3歳が保育園へ行きたくないのはなぜ?
・突然嫌がるようになることはある?
・朝だけ泣く場合は?
・どんな声かけをすればいい?
・無理やり連れて行っていい?
・休ませたほうがいい?
・園へ相談するタイミングは?

といった疑問と、家庭で試したい7つの対応を紹介します。

3歳が「保育園に行きたくない」と言うのはなぜ?

3歳の子どもが保育園を嫌がる理由はさまざまです。

例えば、

・ママやパパと離れたくない
・家でもっと遊びたい
・朝眠い
・先生やクラスが変わった
・苦手な活動がある
・お友達との間で気になることがある
・給食で苦手なものがある
・園で不安に感じることがある
・休み明けで気持ちを切り替えにくい

などが考えられます。

ただし、3歳では、

「どうして行きたくないの?」

と聞かれても、自分の気持ちや理由をうまく説明できないことがあります。

そのため、

「理由を言わない=理由がない」

とは限りません。

まずは子どもの様子を見ながら、何か変化がなかったか確認してみましょう。

① まずは「行きたくない」という気持ちを受け止める

朝から、

「保育園行きたくない!」

と言われると、

「そんなこと言わないの!」

「保育園は楽しいでしょ!」

「ママも仕事なんだから!」

と言いたくなることもあります。

しかし、最初から気持ちを否定するのではなく、

「今日は行きたくないんだね」

「ママと一緒にいたいんだね」

と、まずは子どもの言葉を受け止めてみましょう。

ここで大切なのは、

「気持ちを受け止める=必ず休ませる」

ではないことです。

「行きたくない」という気持ちは受け止めながら、

「今日は保育園の日だから、一緒に準備しよう」

と次の行動へつなげることもできます。

② 「どうして?」と何度も聞きすぎない

子どもが保育園を嫌がると、

「なんで?」

「何が嫌なの?」

「先生?」

「お友達?」

と理由を聞きたくなります。

もちろん、理由を確認することは大切です。

しかし3歳の場合、

自分でもよく分からない。

うまく言葉にできない。

ということがあります。

そんなときに何度も、

「どうして?」

と聞かれると、答えること自体が負担になる場合があります。

そこで、

「先生が嫌なの?」

と決めつけるのではなく、

「今日は行きたくない気分なんだね」

と一度受け止めます。

そして落ち着いている時間に、

「今日、保育園で何して遊んだ?」

「給食は何だった?」

「誰と遊んだ?」

など、普段の会話から園での様子を聞いてみましょう。

③ 朝だけではなく前日の夜から準備する

毎朝の登園しぶりが続いている場合は、朝だけを変えようとしないこともポイントです。

例えば前日の夜に、

・翌日の服を用意する
・保育園バッグを準備する
・持ち物を確認する

などを済ませておきます。

3歳なら、

「明日はどっちの服で行く?」

と2つから選んでもらう方法もあります。

そして、

「明日は保育園で○○する日だね」

など、翌日の予定を簡単に伝えておきます。

朝になって突然、

「早く着替えて!」

「早くご飯食べて!」

「保育園行くよ!」

と急かすより、前日から少しずつ準備しておきましょう。

④ 朝の流れをできるだけ固定する

朝することが毎日バラバラだと、子どもにとって次の行動が分かりにくくなることがあります。

例えば、

起きる

↓

トイレ

↓

朝ごはん

↓

着替える

↓

歯磨き

↓

靴を履く

↓

保育園へ行く

というように、大まかな流れを決めてみましょう。

毎日完璧に同じ時間でなくても構いません。

「朝ごはんが終わったら着替える」

「着替えたら歯磨き」

など、順番が分かりやすいことがポイントです。

絵や写真で、

「朝すること」

を見えるようにする方法もあります。

⑤ 「保育園に行く・行かない」の選択にしない

朝、

「今日、保育園行く?」

と聞いてしまうことがあります。

しかし、仕事などの都合で実際には登園する必要がある場合、

「行かない!」

と言われても困ってしまいます。

そこで、

「保育園へ行くかどうか」

ではなく、

子どもが選べる部分を別に作ります。

例えば、

「赤い服と青い服、どっちで行く?」

「歩いて行く?自転車で行く?」

「玄関までぬいぐるみと一緒に行く?」

などです。

登園すること自体ではなく、その途中に小さな選択肢を作ります。

3歳ごろの、

「自分で決めたい」

という気持ちを活かしてみましょう。

⑥ 園での別れを長引かせすぎない

保育園へ着いたあと、

「ママ行かないで!」

と泣かれることもあります。

そんな姿を見ると、

「大丈夫?」

「本当に行っていい?」

と心配になって、なかなか離れられないこともありますよね。

ただ、毎日別れに長い時間がかかる場合は、

「ハイタッチしたらバイバイ」

「ぎゅっとしたら先生にお願いする」

など、別れ方を決めてみる方法があります。

例えば、

「ぎゅーして、タッチして、いってきます!」

と毎朝同じ流れにします。

そのあとは先生にお願いして、大人は仕事へ向かいます。

ただし、園によって受け入れ方法が違うため、先生とも相談しながら進めましょう。

⑦ 保育園の先生と情報を共有する

登園しぶりが続いているなら、家庭だけで原因を探す必要はありません。

先生に、

「最近、毎朝『保育園に行きたくない』と泣くんです」

と伝えてみましょう。

そして、

「園ではどんな様子ですか?」

と確認します。

例えば、

朝は泣いているけれど5分後には遊んでいる。

日中は楽しそうに過ごしている。

給食の時間だけ嫌がっている。

特定の活動になると不安そう。

など、家庭からは分からない様子が見えることがあります。

家庭と園の情報を合わせることで、理由を考えやすくなります。

こども家庭庁の「保育所保育指針解説」でも、保護者と保育士が子どもの様子や考えを伝え合い、共有することの大切さが示されています。

家庭と園では子どもの様子が異なる場合があります。どちらか一方の様子だけで理由を決めつけず、先生と情報を共有しながら考えていきましょう。

「保育園に行きたくない」と突然言い始めた場合は?

今まで楽しそうに通っていたのに、突然、

「行きたくない」

と言うようになることもあります。

そんなときは、

「昨日まで行けていたんだから大丈夫」

と決めつけず、最近何か変化がなかったか確認してみましょう。

例えば、

・クラスが変わった
・担任の先生が変わった
・仲の良い友達が休んでいる
・新しい活動が始まった
・給食で苦手なものが出る
・行事の練習が始まった
・家庭で生活の変化があった

などです。

一見すると小さな出来事でも、3歳の子どもにとっては大きな変化になっていることがあります。

朝だけ泣くけれど保育園では元気な場合は?

よくあるのが、

「家では行きたくないと大泣きするのに、保育園へ行けば普通に遊んでいる」

というケースです。

この場合、

保育園そのものが嫌というより、

「家から保育園へ気持ちを切り替えること」

「ママやパパと離れること」

が難しい可能性があります。

先生に、

「預けたあと、どのくらいで落ち着いていますか?」

と聞いてみましょう。

登園後すぐに気持ちを切り替えて遊べているなら、その情報を知るだけでも保護者の安心につながります。

「ママと一緒にいたい」と言われたら?

3歳の登園しぶりで、

「ママがいい!」

「ママと一緒にいたい!」

と言われることがあります。

そんなときは、

「ママも一緒にいたいよ」

と気持ちを受け止めつつ、

「お仕事が終わったら迎えに来るよ」

と伝えてみましょう。

3歳では、

「17時30分に迎えに行く」

と言っても時間の感覚が分かりにくいことがあります。

そこで、

「お昼ごはんを食べて、お昼寝して、おやつを食べたら迎えに来るよ」

など、園での出来事を使って伝える方法もあります。

保育園へ無理やり連れて行ってもいい?

朝から泣いて動かないと、

「抱っこしてでも連れて行くしかない」

という日もあるでしょう。

一方で、

「嫌がっているのに連れて行って大丈夫?」

と心配になりますよね。

ここは、

「泣いている=必ず休ませる」

「何があっても必ず連れて行く」

と一律に決めないことが大切です。

子どもの体調。

普段との違い。

登園しぶりがどのくらい続いているか。

園での様子。

などを合わせて考えます。

迷う場合は、登園前に園へ相談してみてもよいでしょう。

「行きたくない」と言ったら休ませるべき?

これは保護者が特に迷うポイントです。

「一度休ませたら毎日休みたがるのでは?」

と心配になる方もいるでしょう。

反対に、

「本当に辛いのに無理させたらどうしよう」

という心配もあります。

単純に、

「行きたくないと言ったら休ませる」

「熱がなければ絶対行かせる」

と決めるのではなく、その日の様子を確認しましょう。

例えば、

発熱している。

食欲がない。

いつもと明らかに元気がない。

強い体調不良を訴えている。

という場合は、登園しぶりとは別に体調を確認する必要があります。

体調に問題がなさそうでも、登園拒否が強く続いている場合は、園と相談して原因を探していきましょう。

休み明けだけ保育園へ行きたがらない場合は?

土日や連休のあとだけ、

「保育園行きたくない!」

となることもあります。

休みの日に家族と長く一緒に過ごしたあとでは、保育園生活への切り替えに時間がかかることがあります。

そんな場合は日曜日の夜から、

「明日は保育園だね」

と簡単に予定を伝えておきましょう。

また、休みの日に生活リズムが大きくずれていないかも確認します。

休日だけ寝る時間・起きる時間が大きく遅くなると、月曜日の朝に眠くて動きにくくなることもあります。

「保育園楽しいよ!」と言わないほうがいい?

子どもが、

「行きたくない!」

と言ったとき、

「保育園楽しいよ!」

「お友達に会えるよ!」

と励ましたくなります。

もちろん、楽しいことを伝えること自体が悪いわけではありません。

ただ、子どもが本当に嫌な気持ちになっているときに、

「楽しいでしょ!」

だけで終わらせると、

「嫌なのに分かってもらえない」

と感じる可能性があります。

そこで、

「行きたくないんだね」

↓

「今日は○○先生いるかな?」

↓

「お仕事終わったら迎えに行くね」

というように、

気持ちを受け止めたあとで、安心できる情報を伝えてみましょう。

ご褒美で保育園へ行かせてもいい?

「保育園に行ったらお菓子買ってあげる!」

「泣かずに行けたらおもちゃ買おう!」

と言いたくなることもあります。

一時的には効果があるかもしれません。

ただし毎日ご褒美が必要になると、

「保育園へ行く=何かをもらう」

という流れになってしまうことがあります。

物を毎回用意するより、

「今日も保育園行けたね」

「玄関で自分で靴を履けたね」

など、できたことを具体的に伝えてみましょう。

こんな声かけを試してみよう

3歳が保育園を嫌がるときは、長く説得するより、短く分かりやすく伝えてみましょう。

例えば、

「保育園行きたくない!」

と言われたら、

「行きたくないんだね」

「ママと一緒にいたいんだね」

と一度受け止めます。

そのあと、

「お仕事終わったら迎えに来るよ」

「先生に一緒にお話ししてみようか」

「今日は赤い服と青い服、どっちで行く?」

など、次の行動へつなげます。

こんな場合は園へ早めに相談しよう

登園しぶり自体はさまざまな子どもにみられます。

ただし、

・突然強く保育園を怖がるようになった
・特定の先生や子どもの名前を出して嫌がる
・長期間強い登園拒否が続いている
・園の話をすると極端に不安になる
・食欲や睡眠などにも大きな変化がある
・以前とは明らかに様子が違う

などの場合は、

「そのうち慣れるだろう」

だけで済ませず、園へ相談してみましょう。

家庭では分からないことが起きている可能性もあります。

必要に応じて、園以外の専門的な相談先を利用することも検討してください。

今日から試すならこの3つ

全部を一度に変える必要はありません。

まずは次の3つから試してみましょう。

1.「行きたくない」を一度受け止める

「そんなこと言わないの!」

ではなく、

「今日は行きたくないんだね」

から始めます。

2.朝の選択肢を一つ作る

「保育園行く?」

ではなく、

「赤い服と青い服、どっちで行く?」

など、自分で選べる部分を作ります。

3.先生に園での様子を聞く

「預けたあとも泣いていますか?」

「日中はどんな様子ですか?」

と聞いてみます。

家庭と園の両方から子どもの様子を確認してみましょう。

まとめ|3歳が保育園へ行きたくないときは理由を決めつけない

3歳の子どもが、

「保育園に行きたくない!」

と泣く場合は、

・まず気持ちを受け止める
・「どうして?」と問い詰めすぎない
・前日の夜から準備する
・朝の流れを固定する
・小さな選択肢を作る
・園での別れ方を決める
・先生と情報を共有する

といった方法を試してみましょう。

大切なのは、

「ただのわがまま」

「保育園が嫌い」

とすぐに決めつけないことです。

ママやパパと離れたくないのか。

朝の切り替えが難しいのか。

眠いのか。

園で気になることがあるのか。

本人も理由をうまく説明できないことがあります。

特に、

「家では大泣きするけれど、登園したら楽しそう」

という場合は、園そのものよりも登園時の切り替えが難しい可能性もあります。

反対に、今まで普通に通っていたのに突然強く嫌がるようになった場合は、最近何か変化がなかったか確認してみましょう。

まずは今日、

「行きたくない!」

と言われたら、

「今日は行きたくないんだね」

と一度受け止める。

そして先生に、

「最近、朝に保育園へ行きたくないと泣くのですが、園ではどんな様子ですか?」

と聞いてみてください。

家庭だけで答えを出そうとせず、園と一緒に子どもの様子を見ていきましょう。

参考資料

この記事は、以下の公的資料を参考に作成しています。

保育所保育指針解説では、保護者と保育士が子どもの様子を伝え合い、子どもについて一緒に考えることの大切さが示されています。

登園しぶりの理由は、家庭から見ただけでは分からないこともあります。強い拒否が続く場合や、食欲・睡眠などにも変化がある場合は、まず園へ相談してください。必要に応じて、かかりつけの小児科や自治体の子育て相談窓口も利用できます。

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