【3歳】トイレを嫌がる・座らない!トイトレが進まないときの7つの工夫

子育ての知恵

「トイレ行こう!」

と声をかけると、

「イヤ!」

と言って逃げてしまう。

トイレまで行っても便座に座ってくれない。

もう3歳なのに、なかなかオムツが外れない。

周りの子がトイレでできるようになってくると、

「うちだけ遅いのかな?」

「このままで大丈夫?」

と心配になることもありますよね。

トイレトレーニングの進み方には個人差があります。

また、3歳ごろの子どもがトイレを嫌がるのにも、さまざまな理由が考えられます。

この記事では、

「3歳の子どもがトイレを嫌がる」

「便座に座ってくれない」

「トイレトレーニングがなかなか進まない」

というときに、家庭で試しやすい7つの工夫を紹介します。

3歳なのにトイレトレーニングが進まないのは遅い?

3歳になると、

「そろそろオムツが外れないといけないのかな?」

と考えることもあるかもしれません。

特に保育園や幼稚園で周りの子がパンツになっていると、焦ってしまいますよね。

しかし、トイレトレーニングの進み方には個人差があります。

同じ3歳でも、

・トイレでほとんどできる子
・おしっこはできるけどうんちはオムツの子
・家ではできるけれど外では難しい子
・まだオムツが中心の子

など、さまざまです。

「3歳になったからすぐにオムツを外さなければ」

と年齢だけで考えるのではなく、子どもの様子を見ながら進めていきましょう。

こども家庭庁の「保育所保育指針解説」では、食事・排泄・睡眠・着替えなどの生活習慣について、急がせることなく、一人ひとりの様子を見ながら適切な時期に援助することが示されています。

そのため、「3歳になったら必ずオムツが外れていなければならない」と一律に考える必要はありません。周りの子と比べるのではなく、トイレへ行ける、便座へ座れる、排泄したことを伝えられるなど、その子自身の変化を見ながら進めていきましょう。

3歳がトイレを嫌がるのはなぜ?

トイレトレーニングを進める前に、

「なぜトイレを嫌がっているのか?」

を考えてみましょう。

例えば、

・遊びを中断したくない
・便座に座るのが怖い
・トイレの空間が怖い
・足がつかなくて不安
・トイレに誘われること自体が嫌
・以前失敗して嫌な経験をした
・自分のタイミングで行きたい
・おしっこやうんちの感覚がまだ分かりにくい

などが考えられます。

また、

「おしっこはできるけれどうんちは嫌」

ということもあります。

単純に、

「トイレが嫌い」

と考えるのではなく、

「何を嫌がっているのかな?」

と様子を見てみましょう。

① トイレに誘いすぎない

トイレトレーニングを始めると、

「そろそろおしっこじゃない?」

「トイレ行く?」

「本当に大丈夫?」

と何度も聞きたくなります。

失敗してほしくないので、大人としては当然の気持ちです。

しかし、何度も誘われることで、

「またトイレって言われた」

「トイレに行きたくない!」

となることもあります。

そこで、何分おきと細かく誘い続けるのではなく、

・朝起きたあと
・食事のあと
・出かける前
・お風呂の前
・寝る前

など、生活の区切りで誘ってみる方法があります。

「トイレ行きなさい!」

ではなく、

「お出かけする前にトイレ行ってみようか」

と自然な流れを作ってみましょう。

② トイレを怖くない場所にする

3歳ごろの子どもにとって、大人用のトイレは意外と怖い場所かもしれません。

便座が大きい。

足が床につかない。

流す音が大きい。

トイレの中が暗い。

落ちそうで怖い。

そんな理由で便座に座りたがらない可能性もあります。

そこで、

・子ども用の補助便座を使う
・足を置ける場所を作る
・トイレを明るくする

など、安心して座れる環境を考えてみましょう。

ただし、子どもによって好みは違います。

新しい補助便座や踏み台を嫌がることもあるため、できれば本人の様子を見ながら選びましょう。

③ 「出なくても座れたらOK」から始める

トイレに座ったら、

「おしっこ出るかな?」

と期待してしまいますよね。

でも最初から、

「トイレに座る=必ずおしっこをする」

と考える必要はありません。

まずは、

「トイレまで来られた」

↓

「便座に座れた」

↓

「トイレでおしっこできた」

と、小さく分けて考えてみましょう。

例えば便座に座ったけれど何も出なかった場合も、

「出なかったね」

だけではなく、

「トイレに座れたね!」

とできた部分を伝えます。

トイレに慣れるところから少しずつ進めてみましょう。

④ 失敗しても強く叱らない

パンツにした直後に、

「おしっこ出ちゃった……」

ということもあります。

掃除や着替えが必要になるので、大人に余裕がないと、

「さっきトイレ行くって聞いたでしょ!」

と言いたくなることもありますよね。

しかし、失敗を強く叱られると、

「おしっこを失敗すると怒られる」

という印象が強くなってしまうことがあります。

失敗したら、

「出ちゃったね。着替えよう」

と対応します。

そして次に成功したときに、

「トイレでできたね!」

と具体的に伝えます。

トイレトレーニングでは、失敗をゼロにすることよりも、成功する経験を少しずつ増やしていくことを考えてみましょう。

⑤ 自分で選べる部分を作る

「トイレ行こう!」

と言うと、

「イヤ!」

となる場合は、子どもが自分で決められる部分を作ってみます。

例えば、

「ママと行く?パパと行く?」

「自分で歩いて行く?一緒に行く?」

「どっちのパンツにする?」

などです。

トイレに行くかどうかを選択肢にするのではなく、

「どうやって行く?」

「どれを使う?」

という部分を選んでもらいます。

自分で決めたい気持ちが強い時期なら、少し選択肢を作ることで動きやすくなることがあります。

⑥ トイレを楽しい場所にしてみる

トイレに入ること自体を嫌がる場合は、トイレへの抵抗を少し減らす工夫をしてみましょう。

例えば、

・好きな絵を貼る
・トイレ用のカレンダーを作る
・成功したらシールを貼る
・トイレに行けたら一緒に喜ぶ

などです。

ただし、

「おしっこできたらお菓子」

など、大きなごほうびを毎回用意する必要はありません。

まずは、

「トイレに行けた」

「座れた」

「おしっこできた」

など、その子が今練習している段階に合わせて一緒に確認します。

⑦ いったん休むことも考える

何週間もトイレに誘っているけれど、毎回大泣きする。

トイレという言葉を聞いただけで逃げる。

大人も毎日イライラしてしまう。

そんな状態なら、一度トイレトレーニングを休むことも選択肢の一つです。

トイレトレーニングは、

「一度始めたら毎日続けなければならない」

ものではありません。

少し期間を空けてから、

「また座ってみようか」

と再開する方法もあります。

親子ともにトイレの時間が大きなストレスになっているなら、無理に進めることだけが正解ではありません。

トイレに座ること自体を嫌がる場合は?

便座を見るだけで、

「イヤ!」

となる場合は、まず便座に座ることへの抵抗を減らしてみましょう。

いきなり、

「ここでおしっこして!」

と求める必要はありません。

例えば、

「トイレを見に行く」

↓

「服を着たまま少し座ってみる」

↓

「トイレのときに座ってみる」

など、段階を小さくする方法があります。

ただし、嫌がっている子どもを無理に長時間座らせる必要はありません。

「今日はここまでできた」

と少しずつ進めてみましょう。

トイレを怖がる場合は?

トイレを怖がる場合は、

「何が怖いのかな?」

を確認してみましょう。

例えば、

「流す音が怖い」

のであれば、子どもがトイレから出てから流す方法があります。

「便器に落ちそうで怖い」

のであれば、補助便座や足置きを確認します。

「トイレが暗い」

のであれば、明るさを変えてみます。

怖がっている理由が分かれば、その原因を一つずつ減らせる可能性があります。

おしっこはできるのに、うんちだけオムツの場合は?

トイレでおしっこはできるのに、

「うんちはオムツじゃないと嫌!」

ということもあります。

この場合、

「おしっこができるんだから、うんちもできるでしょ!」

と無理に進める必要はありません。

排便時の姿勢が不安だったり、便が硬くて痛い経験をしていたりする可能性もあります。

次のような様子がないか確認してみましょう。

  • 便が硬い
  • 排便するときに痛がる
  • 便を出すことを怖がる
  • 排便を我慢しているように見える
  • 便が出ない状態を繰り返している
  • お腹の痛みや張りを訴える

日本小児栄養消化器肝臓学会は、子どもの慢性機能性便秘症に関する診療ガイドラインや患者向け資料を公開しています。

便秘や排便時の痛みが疑われる場合は、トイレトレーニングだけの問題と決めつけず、かかりつけの小児科へ相談してください。

家ではできないのに保育園ではできるのはなぜ?

「保育園ではトイレに行けるのに、家では行ってくれない」

ということもあります。

保育園では、

「みんなでトイレに行く」

「決まったタイミングでトイレに行く」

という流れができていることがあります。

また、家庭と保育園では便座やトイレの大きさ、雰囲気なども違います。

家でも、

「朝起きたらトイレ」

「お風呂の前にトイレ」

など、生活の中に決まったタイミングを作ってみましょう。

保育園でできている方法が分かるなら、先生に、

「園ではどんな声かけをしていますか?」

と聞いてみるのもおすすめです。

3歳なのにオムツが外れないと焦ってしまうときは?

周りの子がパンツになってくると、

「うちだけまだオムツ……」

と焦ることがあります。

しかし、トイレトレーニングの進み方には個人差があります。

周りの子と比較するより、

「先月は便座にも座れなかったけれど、今は座れる」

「最近はおしっこが出たことを教えてくれる」

など、その子自身の変化を見てみましょう。

小さな変化もトイレトレーニングの一部です。

トイレトレーニングでイライラしてしまうときは?

何度誘っても、

「イヤ!」

と言われる。

パンツにしたら何度も失敗する。

掃除や洗濯も増える。

毎日のことなので、大人がイライラすることもあります。

そんなときは、

「今週中にオムツを外す」

など期限を決めすぎず、

「まずは朝だけトイレに座ってみる」

など、目標を小さくしてみましょう。

それでも親子ともに疲れてしまうなら、いったん休む方法もあります。

トイレトレーニングを進めることよりも、

「トイレが嫌で仕方ない」

という状態を強くしないことを考えてみましょう。

こんな場合は専門家へ相談を

トイレトレーニングには個人差がありますが、体の状態が関係している場合もあります。

例えば、

・おしっこをすると痛がる
・血が混じる
・便が非常に硬い
・排便時に強く痛がる
・長期間便が出ない
・一度できていた排泄が急にできなくなった

など、気になる変化がある場合は、トイレトレーニングだけの問題と考えず、小児科などへ相談してください。

また、

「3歳なのにまだオムツだから相談してはいけない」

ということもありません。

心配なことがあれば、かかりつけの小児科や自治体の子育て相談などを利用する方法もあります。

今日から試すならこの3つ

いろいろな方法を一度に試す必要はありません。

まずは次の3つから始めてみましょう。

1.トイレに誘いすぎない

朝起きたあとやお風呂の前など、生活の区切りで誘ってみます。

2.座れただけでもOKにする

おしっこが出なくても、

「座れたね!」

と伝えます。

3.失敗しても強く叱らない

「出ちゃったね。着替えよう」

と対応して、成功したときに一緒に喜びます。

まずは、

「トイレで成功させる」

より、

「トイレへの嫌な気持ちを少し減らす」

ところから始めてみましょう。

まとめ|3歳がトイレを嫌がるときは焦らず原因を探してみよう

3歳ごろの子どもがトイレを嫌がる・座らない場合は、

・トイレに誘いすぎない
・安心して座れる環境を作る
・座れただけでもOKにする
・失敗しても強く叱らない
・自分で選べる部分を作る
・トイレへの抵抗を減らす
・必要なら一度休んでみる

といった方法を試してみましょう。

大切なのは、

「3歳だから早くオムツを外さないと」

と焦ることだけではありません。

「便座が怖いのかな?」

「遊びを中断するのが嫌なのかな?」

「誘われすぎるのが嫌なのかな?」

と、その子が嫌がっている理由を考えてみます。

そして、

「トイレまで来られた」

「便座に座れた」

「初めておしっこできた」

というように、一つずつできることを増やしていきましょう。

トイレトレーニングは、周りの子との競争ではありません。

子どもの様子を見ながら、家庭で続けやすいペースで進めてみてください。

参考資料

この記事は、以下の公的資料・専門学会の情報を参考に作成しています。

保育所保育指針解説では、排泄を含む生活習慣について、子どもを急がせず、一人ひとりの発達や様子に合わせて援助することが示されています。

トイレトレーニングの進み方には個人差があります。ただし、排尿・排便時に痛がる、血が混じる、便が硬い状態が続くなどの症状がある場合は、トイレへの慣れだけの問題と判断せず、かかりつけの小児科へ相談してください。

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