【3歳】すぐ泣くのはなぜ?ちょっとしたことで泣くときの7つの対応

子育ての知恵

ちょっと注意しただけなのに泣く。

思い通りにならないとすぐ泣く。

ゲームや遊びで負けただけで大泣きする。

「もう3歳なのに、どうしてこんなにすぐ泣くの?」

と悩むことはありませんか?

毎日のように泣かれると、

「また泣いてる……」

「泣けば何とかなると思っている?」

「泣かないで話してよ!」

とイライラしてしまうこともありますよね。

でも、3歳ごろは言葉が増えてくる一方で、自分の気持ちを整理したり、思い通りにならない気持ちを自分で落ち着かせたりする力はまだ育っている途中です。

そのため、大人から見ると小さな出来事でも、泣いて気持ちを表すことがあります。

この記事では、3歳の子どもがすぐ泣く理由と、家庭で試したい7つの対応を紹介します。

  1. 3歳がすぐ泣くのは珍しい?
  2. 3歳がすぐ泣く5つの理由
    1. ① 思い通りにならない気持ちを整理できない
    2. ② 悔しい気持ちをうまく言えない
    3. ③ 注意されたことに驚いている
    4. ④ 疲れや眠さ・空腹が重なっている
    5. ⑤ 大人に気持ちを分かってほしい
  3. ① まず「泣くこと」を止めようとしない
  4. ② 気持ちを短い言葉にしてあげる
  5. ③ 泣いている最中に長く説得しない
  6. ④ 「泣けば要求が通る」にはしない
  7. ⑤ 泣く前に言葉で伝えられたら具体的に認める
  8. ⑥ 泣きやすい時間・状況を見つける
  9. ⑦ 落ち着いてから次の行動を伝える
  10. ちょっと注意するとすぐ泣くときは?
  11. 思い通りにならないとすぐ泣くときは?
  12. ゲームや遊びで負けると泣くときは?
  13. できないとすぐ泣くときは?
  14. すぐ泣く子にイライラしてしまうときは?
  15. 「すぐ泣く=泣き虫」と言わないほうがいい?
  16. 3歳ですぐ泣くと発達に問題がある?
  17. こんなとき何て言う?声かけ例
    1. もっと遊びたくて泣く
    2. 注意したら泣いた
    3. ゲームで負けて泣く
    4. 自分でできなくて泣く
    5. お菓子が欲しくて泣く
    6. 言葉で気持ちを伝えられた
    7. 泣き止んで落ち着いた
  18. 今日から試すならこの3つ
    1. 1.「泣かないの」と言う前に気持ちを一言にする
    2. 2.泣いている最中は長く説明しない
    3. 3.言葉で伝えられた瞬間を見つける
  19. よくある質問
    1. 3歳ですぐ泣くのは普通?
    2. 泣いたら無視したほうがいい?
    3. 泣いたら抱っこしてもいい?
    4. 何歳になったら泣かなくなる?
    5. 保育園では泣かないのに家ではすぐ泣きます
  20. まとめ|3歳がすぐ泣くときは「泣かせない」より気持ちの伝え方を増やそう
  21. あわせて読みたい関連記事
    1. 大泣きや癇癪が激しい場合
    2. 公園から帰ろうとすると大泣きする場合
    3. 保育園へ行く前に泣く場合
  22. 参考資料

3歳がすぐ泣くのは珍しい?

3歳になると、

「これが欲しい」

「まだ遊びたい」

「自分でやりたい」

など、自分の気持ちを言葉で伝えられる場面が増えてきます。

そのため、

「もう話せるんだから泣かなくてもいいのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、

気持ちを言葉にできること

と

その気持ちを自分で落ち着かせられること

は別です。

「やりたかったのにできなかった」

「注意されて嫌だった」

「負けて悔しかった」

そんなとき、まだうまく整理できない気持ちが涙として出ることがあります。

子どもの泣く理由は成長とともに多様になり、1歳以降は自我が育つことで、自分の要求が通らないときに泣く場面も増えていくとされています。

3歳でよく泣くからといって、すぐに「泣き虫だから直さなければ」と考える必要はありません。

3歳がすぐ泣く5つの理由

同じ「すぐ泣く」という行動でも、理由はさまざまです。

まずは、どんなときに泣いているのかを見てみましょう。

① 思い通りにならない気持ちを整理できない

お菓子が欲しい。

もっと動画を見たい。

公園から帰りたくない。

でも大人から、

「今日はもう終わりだよ」

と言われる。

3歳では、

「残念だけど仕方ない」

と気持ちを整理することがまだ難しいことがあります。

そのため、

「イヤ!」

という気持ちがそのまま涙として出ることがあります。

② 悔しい気持ちをうまく言えない

ゲームで負けた。

積み木が崩れた。

自分で靴を履けなかった。

大人にとっては小さな失敗でも、子どもにとっては大きな出来事です。

「悔しい」

「できなくて悲しい」

と説明する代わりに泣くことがあります。

③ 注意されたことに驚いている

「それ触らないよ」

と普通に言っただけなのに泣く。

そんな子もいます。

注意された内容そのものより、

「怒られた」

「嫌われたのかな」

という気持ちになっていることもあります。

特に失敗に敏感な子は、大人の声の大きさや表情にも反応することがあります。

④ 疲れや眠さ・空腹が重なっている

普段なら平気なのに、夕方になると何でも泣く。

そんな場合は、

疲れている。

眠い。

お腹が空いている。

などが影響していることがあります。

いつもより泣きやすいと感じたら、注意や説得を続ける前に、眠気や空腹、疲れなどが重なっていないか確認してみましょう。

⑤ 大人に気持ちを分かってほしい

泣くことは、

「悲しい」

「悔しい」

「助けて」

「分かって」

を伝える方法でもあります。

3歳では言葉が増えていても、感情が大きくなると言葉より先に涙が出ることがあります。

「泣けば言うことを聞いてもらえる」

と決めつけるより、

何を伝えようとしているのか

を見てみましょう。

① まず「泣くこと」を止めようとしない

子どもが泣き始めると、

「泣かないの!」

と言いたくなることがあります。

でも、

「泣かないで」

と言われても、すぐに涙を止められるとは限りません。

まずは、

「悲しかったね」

「悔しかったね」

など、短く気持ちを言葉にしてみましょう。

泣くこと自体を叱るのではなく、そのあとどうするかを考えます。

② 気持ちを短い言葉にしてあげる

3歳では、

「どうして泣いているの?」

と聞かれても、自分でもよく分からないことがあります。

そんなときは大人が、

「まだ遊びたかったんだね」

「負けて悔しかったね」

「自分でやりたかったんだね」

と気持ちを言葉にします。

長く説明する必要はありません。

子どもの気持ちに近そうな短い言葉で十分です。

③ 泣いている最中に長く説得しない

大泣きしている子どもに、

「さっき約束したでしょ?」

「どうしていつもそうなの?」

「泣いても仕方ないでしょう?」

と説明を続けても、内容が入りにくいことがあります。

泣いている間は、

「悲しかったね」

「ここにいるよ」

など短い言葉にします。

落ち着いてから、

「次はこうしよう」

と伝えるほうが分かりやすくなります。

④ 「泣けば要求が通る」にはしない

気持ちを受け止めることと、要求をすべて受け入れることは別です。

例えば、

「もっとお菓子が欲しい!」

と泣いた場合。

「もっと食べたかったね」

と気持ちは受け止めます。

でも、今日は終わりと決めているなら、

「でも今日はこれでおしまいだよ」

とルールは変えなくても構いません。

子どもの気持ちを受け止めながら、守ってほしいルールは短く一貫して伝えましょう。

「泣かないで」と感情を止めようとすることと、泣いた要求をすべて受け入れることは別です。まず気持ちを短い言葉にし、そのあとで「でも今日はおしまいだよ」と伝えます。

⑤ 泣く前に言葉で伝えられたら具体的に認める

「泣かない子」にすることだけを目標にする必要はありません。

それより、

「嫌だった」

「もう1回やりたい」

「手伝って」

と、言葉で伝えられた場面に注目してみましょう。

例えば、

「『手伝って』って言えたね」

「嫌だったって教えてくれたね」

と具体的に伝えます。

少しずつ、

泣く

だけではなく、

言葉で伝える

という選択肢も増やしていきます。

⑥ 泣きやすい時間・状況を見つける

「いつも泣く」

と思っていても、よく見るとパターンがあることがあります。

例えば、

夕方によく泣く。

お腹が空くと泣く。

動画を終わらせると泣く。

急いでいる朝に泣く。

ゲームで負けると泣く。

などです。

パターンが分かると、泣く前に対応しやすくなります。

例えば夕方なら、

少し早めにおやつを食べる。

帰宅後すぐに予定を詰め込まない。

などの工夫もできます。

⑦ 落ち着いてから次の行動を伝える

泣き止んだあと、

「なんで泣いたの?」

と責めるより、

次はどうするか

を短く伝えてみましょう。

例えば、

「貸してほしいときは『貸して』って言おうね」

「できなかったら『手伝って』って言ってね」

などです。

泣いたことを反省させるより、

次に使える行動を一つ増やす

という考え方がおすすめです。

ちょっと注意するとすぐ泣くときは?

「走らないよ」

「それは触らないよ」

と注意しただけなのに泣かれると、

「そんなに強く言ってないのに……」

と思いますよね。

そんな場合は、

注意すること

と

子ども自身を否定すること

を分けて伝えます。

例えば、

「○○ちゃんはダメ!」

ではなく、

「ここでは走らないよ」

と行動だけを伝えます。

泣いてしまった場合も、

「びっくりしたね」

と一度受け止めてから、

「でもここでは歩こうね」

とルールは変えません。

思い通りにならないとすぐ泣くときは?

例えば、

「もっとYouTube見たい!」

「まだ帰りたくない!」

と泣く場合。

まず、

「もっと見たかったね」

「まだ遊びたかったね」

と気持ちを言葉にします。

そのあと、

「今日はおしまいだよ」

「帰る時間だよ」

と伝えます。

泣いたからといって、毎回ルールを変える必要はありません。

気持ちは受け止める。

でも決まりは変えない。

この2つを分けて考えます。

ゲームや遊びで負けると泣くときは?

3歳ごろになると、

「勝ちたい!」

という気持ちも強くなってきます。

そのため、負けた瞬間に泣くこともあります。

そんなとき、

「負けたくらいで泣かないの」

ではなく、

「負けて悔しかったね」

と伝えます。

少し落ち着いたら、

「もう1回やる?」

と次につなげます。

毎回わざと勝たせる必要はありません。

勝つ日もある。

負ける日もある。

という経験も少しずつ積んでいきましょう。

できないとすぐ泣くときは?

靴が履けない。

パズルができない。

積み木が崩れた。

そんなときにすぐ泣く子もいます。

大人がすべて代わりにやってしまう前に、

「ここだけ手伝おうか?」

と少しだけサポートしてみましょう。

全部やってあげるのではなく、

できないところだけ助ける

のがポイントです。

そしてできたら、

「最後までできたね」

と結果ではなく取り組んだことを伝えます。

すぐ泣く子にイライラしてしまうときは?

毎日何度も泣かれると、大人も疲れます。

「また?」

と思ってしまうこともあるでしょう。

そんなときまで完璧に優しく対応する必要はありません。

まずは、

「今は悲しかったんだね」

と一言だけでも構いません。

そのあと、自分が落ち着いてから話します。

親が感情的になりそうなら、安全を確保したうえで少し距離を取ることも一つの方法です。

大切なのは、毎回100点の対応をすることではなく、親子ともに落ち着ける方法を少しずつ探すことです。

「すぐ泣く=泣き虫」と言わないほうがいい?

できれば、

「泣き虫だね」

「また泣いてる」

と、その子自身の性格として決めつけないほうがよいでしょう。

子どもが、

「自分はすぐ泣く子なんだ」

と受け取ることもあります。

代わりに、

「悔しかったんだね」

「今日は疲れているのかな」

と、そのときの気持ちや状況に注目してみます。

3歳ですぐ泣くと発達に問題がある?

「3歳 すぐ泣く」

と検索すると、

「発達障害」

などの言葉が出てきて不安になることがあります。

ただ、

すぐ泣く

という一つの行動だけで、発達について判断することはできません。

泣く理由や頻度には個人差があります。

一方で、

日常生活の多くの場面で強い困りごとが続いている。

泣き始めると非常に長時間落ち着けない状態が繰り返される。

保育園や幼稚園でも同じような困りごとが続いている。

コミュニケーションなど、ほかにも気になることがある。

先生からも相談を勧められている。

といった場合は、一人で判断せず相談する方法があります。

かかりつけの小児科、自治体の子育て相談窓口、3歳児健診、保育園・幼稚園の先生などに普段の様子を伝えてみましょう。

こんなとき何て言う?声かけ例

もっと遊びたくて泣く

「まだ遊びたかったね」

注意したら泣いた

「びっくりしたね。でもここでは歩こうね」

ゲームで負けて泣く

「負けて悔しかったね」

自分でできなくて泣く

「難しかったね。少し手伝おうか?」

お菓子が欲しくて泣く

「もっと食べたかったね。でも今日はおしまいだよ」

言葉で気持ちを伝えられた

「嫌だったって言えたね」

泣き止んで落ち着いた

「落ち着けたね。どうしたかったか教えてくれる?」

今日から試すならこの3つ

全部を一度に変える必要はありません。

まずは次の3つから試してみましょう。

1.「泣かないの」と言う前に気持ちを一言にする

「悔しかったね」

「まだやりたかったね」

など短く伝えます。

2.泣いている最中は長く説明しない

まず落ち着くのを待ち、必要な話はそのあとにします。

3.言葉で伝えられた瞬間を見つける

「嫌だったって言えたね」

「手伝ってって言えたね」

と具体的に伝えます。

よくある質問

3歳ですぐ泣くのは普通?

3歳ごろは、自分の気持ちを言葉で伝えられる場面が増える一方、強い感情を自分で整理する力はまだ発達の途中です。

思い通りにならないことや、疲れ・眠さなどで泣くこともあります。

泣いたら無視したほうがいい?

一律に無視する必要はありません。

まず安全を確認し、

「悲しかったね」

など短く気持ちを伝える方法があります。

ただし、泣いたからといって必ず要求を通す必要もありません。

泣いたら抱っこしてもいい?

子どもが抱っこで落ち着けるなら、抱っこすることも一つの方法です。

泣いている子を安心させることと、要求をすべて受け入れることは別です。

何歳になったら泣かなくなる?

「○歳になったら泣かなくなる」と一律には言えません。

年齢とともに言葉や感情を調整する力は育っていきますが、個人差があります。

「泣かなくなったか」だけではなく、

以前より気持ちを言葉にできるようになった。

落ち着くまでの時間が短くなった。

助けを求められるようになった。

などの変化も見てみましょう。

保育園では泣かないのに家ではすぐ泣きます

場所や相手によって行動が違うことはあります。

家庭では安心して気持ちを出していることも考えられます。

園での様子が気になる場合は、

「困ったときはどうしていますか?」

「気持ちを言葉で伝えられていますか?」

など具体的に先生へ聞いてみましょう。

まとめ|3歳がすぐ泣くときは「泣かせない」より気持ちの伝え方を増やそう

3歳の子どもがすぐ泣くときは、

・泣くこと自体を止めようとしすぎない
・気持ちを短い言葉にしてあげる
・泣いている最中に長く説得しない
・泣いたからといって毎回ルールを変えない
・言葉で伝えられた場面を認める
・泣きやすい時間や状況を見つける
・落ち着いてから次の行動を伝える

といった方法を試してみましょう。

3歳になると言葉が増えるので、

「もう言葉で言えるでしょ」

と思ってしまうことがあります。

でも、

悲しい。

悔しい。

嫌だった。

まだやりたい。

こうした強い気持ちを整理することは、まだ簡単ではありません。

目標は、

「絶対に泣かない子にする」

ことではありません。

泣くだけだったところから、

「悔しい」

「嫌だった」

「手伝って」

と少しずつ別の伝え方も使えるようになることです。

まずは次に泣いたとき、

「泣かないの!」

の代わりに、

「悔しかったね」

と一言伝えるところから始めてみましょう。

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参考資料

この記事は、以下の公的資料を参考に作成しています。

「保育所保育指針解説」では、子どもの身体・運動・情緒・認知・社会性などは相互に関係しながら発達し、同じ年齢でも発達や行動には個人差があることが示されています。

すぐ泣くという行動だけで、子どもの発達について判断することはできません。家庭や保育園で強い困りごとが続いている場合や、保護者の負担が大きくなっている場合は、かかりつけの小児科、保育園・幼稚園、自治体の子育て相談窓口などへ相談してください。

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