【3歳】言うことを聞かないのはなぜ?試したい接し方7選

子育ての知恵

「何回言っても着替えてくれない」

「公園から帰ろうと言っても帰ってくれない」

「ダメと言ったことを何度もする」

3歳ごろの子どもとの生活で、

「どうしてこんなに言うことを聞いてくれないの?」

と困ることはありませんか?

忙しい朝や出かける直前に何度言っても動いてくれないと、大人もイライラしてしまいますよね。

ただ、「言うことを聞かない」と感じる場面でも、子ども側には、

「まだ遊びたい」

「自分でやりたい」

「今はやりたくない」

などの気持ちがある場合があります。

この記事では、3歳ごろの子どもが言うことを聞かないと感じたときに試したい接し方を7つ紹介します。

3歳が言うことを聞かないのはなぜ?

「何回言っても聞いてくれない」と感じると、

「わざと困らせているのかな?」

と思ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、大人から見ると「言うことを聞かない」という行動でも、子どもにとっては理由がある場合があります。

例えば、公園から帰りたくない場合。

大人は、

「もう帰る時間だから帰ろう」

と考えています。

一方で子どもは、

「まだ滑り台で遊びたい」

と思っているかもしれません。

おもちゃを片付けない場合も、

「片付けたくない」

だけではなく、

「まだ遊びが終わっていない」

ということもあります。

まずは、

「どうしてやらないの?」

だけでなく、

「今は何をしたいのかな?」

という視点で考えてみると、対応方法を考えやすくなります。

3歳ごろは、自分でやりたいことや続けたい遊びがある一方で、気持ちを切り替えたり、大人の言葉を受け入れてすぐに行動したりすることが難しい場合もあります。

こども家庭庁の「保育所保育指針解説」では、子どもの思いや願いを受け止め、一人ひとりの発達過程や個人差に応じて関わることの大切さが示されています。

そのため、「言うことを聞かない」と決めつけるのではなく、子どもの気持ちを確認しながら、今してほしいことを短く具体的に伝えてみましょう。

① まずは子どもの気持ちを言葉にしてみる

すぐに、

「ダメ!」

「早くして!」

と言う前に、子どもの気持ちを言葉にしてみます。

例えば公園から帰りたくないときなら、

「まだ遊びたいんだね」

と声をかけます。

おもちゃを片付けたくない場合なら、

「まだこれで遊びたかったんだね」

という具合です。

子どもの希望をすべて受け入れるという意味ではありません。

「遊びたい」という気持ちと、

「帰る」という行動は分けて考えます。

「まだ遊びたいよね。でも今日はもう帰ろう」

という伝え方もできます。

② 「早くして」ではなく具体的に伝える

忙しいと、つい、

「早くして!」

と言いたくなります。

しかし、「早くして」だけでは何をすればいいのか分かりにくいことがあります。

そんなときは、やってほしいことを一つずつ伝えてみましょう。

例えば朝なら、

「早く準備して!」

ではなく、

「まず靴下を履こう」

と伝えます。

靴下を履いたら、

「次は上着を着よう」

と次の行動を伝えます。

一度に、

「着替えて、歯を磨いて、バッグを持って!」

とたくさん伝えるより、一つずつ進める方法です。

③ 2つから選んでもらう

「これをやって!」

と言われると嫌がるときは、簡単な選択肢を作る方法もあります。

例えば着替えなら、

「青い服と白い服、どっちにする?」

歯磨きなら、

「自分で先に磨く?それとも一緒に磨く?」

お片付けなら、

「車と積み木、どっちから片付ける?」

などです。

大人が決めたことを一方的に伝えるのではなく、子ども自身が選べる部分を作ります。

ただし、

「片付ける?片付けない?」

のように、実際には「片付けない」を選べない質問にはしないほうが分かりやすいでしょう。

「どちらから片付ける?」

のように、どちらを選んでも目的につながる選択肢にします。

④ いきなり終わりにせず予告する

遊んでいる途中で突然、

「はい、終わり!帰るよ!」

と言われると、切り替えにくいことがあります。

そこで、少し前から終わりを伝えてみます。

例えば、

「あと5分くらいで帰ろうね」

「あと1回滑ったら帰ろう」

「この絵本が終わったらお風呂に行こう」

などです。

時間の感覚がまだ分かりにくい場合は、

「あと5分」

だけではなく、

「あと1回」

「これが終わったら」

のように、目で見たり経験したりして分かりやすい区切りを使う方法もあります。

⑤ ゲームに変えてみる

なかなか行動してくれないときは、やること自体を遊びに変えてみる方法もあります。

例えばお片付けなら、

「赤いおもちゃを探して箱に入れよう!」

着替えなら、

「ズボンと○○ちゃん、どっちが早いかな?」

移動なら、

「玄関までペンギンさんで歩いてみよう!」

などです。

毎回ゲームにする必要はありません。

時間や気持ちに余裕があるときに使える選択肢の一つとして考えてみましょう。

⑥ できたことを具体的に伝える

子どもが行動できたら、

「えらい!」

だけで終わらず、

「自分で靴を履けたね」

「おもちゃを箱に入れられたね」

「呼んだら来てくれたね」

など、何ができたのかを具体的に伝えてみます。

特別なごほうびを毎回用意する必要はありません。

「できた」ということを一緒に確認するだけでもいいでしょう。

⑦ 危険なことは短くはっきり伝える

すべての場面で、子どものペースを待てるわけではありません。

例えば、

・道路に飛び出そうとする
・高いところから危険な飛び方をする
・人をたたく
・危険なものを触ろうとする

など、安全に関わる場面ではすぐに止める必要があります。

このような場合は、

「道路は危ないから止まろう」

「たたくのはやめよう」

など、短く分かりやすく伝えます。

危険が迫っている場合は、説明よりも安全を確保することを優先します。

よくある場面別|こんなときはどうする?

ここからは、3歳ごろによくある場面を例に考えてみます。

朝、着替えてくれない

朝は時間がないので、大人も焦りやすい場面です。

まず、

「着替えて!」

を何度も繰り返すより、

「パジャマを脱ごう」

↓

「次はシャツを着よう」

↓

「次はズボン」

と、一つずつ伝えてみます。

服を選びたがる場合は、

「今日はこっちとこっち、どっちにする?」

と2択にする方法もあります。

朝の支度については下記記事でも記載しているので参考にしてみてください。

【【3歳】朝の支度が遅い!「早くして」を減らす7つの工夫】

公園から帰りたがらない

まず、

「まだ遊びたいよね」

と気持ちを確認します。

そのうえで、

「あと滑り台を1回やったら帰ろう」

など、終わりを分かりやすくします。

次回からは帰る直前ではなく、

「もうすぐ帰るよ」

と少し前から知らせてみてもいいでしょう。

下記記事でも記載しているので参考にしてみてください。

【【3歳】公園から帰りたがらない!大泣き・イヤイヤするときの7つの工夫】

おもちゃを片付けてくれない

「全部片付けて!」

ではなく、

「まず車を箱に入れよう」

と小さく分けてみます。

また、

「車と積み木、どっちから片付ける?」

と選んでもらう方法もあります。

最後の数個なら、

「どっちが早く入れられるかな?」

とゲームにすることもできます。

お風呂に入ってくれない

遊びを突然中断すると嫌がる場合は、

「この遊びが終わったらお風呂にしよう」

と先に知らせます。

お風呂そのものを嫌がる場合は、

「今日はどのおもちゃを持っていく?」

など、お風呂の中に楽しみを作る方法もあります。

歯磨きを嫌がる

「歯磨きしなさい!」

だけではなく、

「自分で先に磨く?」

「一緒にやる?」

など、選択肢を作ってみます。

好きなぬいぐるみなどを使って、

「くまさんも歯磨きするよ」

と遊びにつなげる方法もあります。

何回言っても聞かないときは?

一度言っただけでは行動できないこともあります。

そんなときは、

「聞いていない」

「わざと無視している」

と決めつける前に、伝え方を変えてみましょう。

遠くから大きな声で伝えるのではなく、近くに行って、

「おもちゃを箱に入れよう」

と短く伝えます。

一度に複数のことを言わず、一つずつ伝えることもポイントです。

また、遊びに夢中になっている場合は、終わりを事前に知らせておく方法もあります。

「言うことを聞かせる」ことだけを目標にしない

子育てでは、大人の指示どおりにすぐ行動してほしい場面がたくさんあります。

しかし、毎回すぐに従わせることだけを目標にすると、大人も子どもも疲れてしまいます。

「これは絶対に守る必要がある」

「これはどちらでもいい」

と分けて考えてみる方法があります。

例えば、

道路に飛び出さない

人をたたかない

など、安全に関わるルールはしっかり伝える。

一方で、

「今日は青い服を着るか白い服を着るか」

のような部分は子どもに選んでもらう。

すべてを大人が決めるのではなく、子どもが決められる部分を作ってみましょう。

うまくいかない方法があっても変えてみよう

「2択にしたけど選んでくれなかった」

「予告しても帰りたくないと言われた」

ということもあります。

どの方法でも、すべての子どもやすべての場面で必ずうまくいくわけではありません。

その日の眠さや空腹、遊びへの集中などによっても反応は変わります。

一つの方法にこだわらず、

「今日はこれでは難しそう」

と思ったら別の伝え方に変えてみましょう。

まとめ|3歳が言うことを聞かないときは伝え方を変えてみよう

3歳ごろの子どもが言うことを聞いてくれないと感じたときは、次のような方法を試してみましょう。

・気持ちを言葉にする
・具体的に一つずつ伝える
・2つから選んでもらう
・終わる前に予告する
・ゲームにしてみる
・できたことを具体的に伝える
・危険なことは短くはっきり伝える

毎回すべてを実践する必要はありません。

「着替えてくれないから、今日は2択にしてみよう」

「公園から帰れないから、次は少し前に知らせてみよう」

というように、困っている場面で一つ試してみてください。

子どもの様子や場面に合わせて、使いやすい方法を探していきましょう。

参考資料

・保育所保育指針・保育所保育指針解説|こども家庭庁

※子どもの発達や反応には個人差があります。本記事で紹介している方法は、すべての子どもや場面で同じ効果を保証するものではありません。子どもの様子に合わせて、取り入れやすい方法から試してください。

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